英検®1級への道！～ その14～今期までの勉強内容を振り返る～

もうすぐまる３年を迎える英検1級の勉強ですが、スペインの「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」を目的地とする巡礼路のような紆余曲折の道のりを辿っています。

毎週、地道にクラスに通い、休日に予習・復習をこなしながら、リーディング、ライティング、リスニングの勉強を重ねています。授業以外の自分で計画した勉強は、時間をかけてもあまり意味のない勉強もあったと思いますし、やる必要があると思ってもやる気がおきない勉強もありました。

今回5度目の試験を終えて、まだその勉強の成果が成績に反映されなかったと感じました。講師が「努力が得点数に現れる曲線があって、実はある点を境にいきなり上がる」と言っていました。しかし、その地点に至るには「勉強時間数」よりも「勉強内容量」だと思いました。いかに効果のある勉強を積み重ねるのかが重要だと思います。

私は仕事・家事・体調などで勉強できる時間が劇的に増えることはありませんが、できるだけ濃度が濃く、効率的な勉強をしたいと思います。

そこで、今回の試験までに私が学習してきた内容とそれぞれの達成度を振り返ってみました。

達成度はあくまで自分の体験と手応えで予想した内容となります。

その地点に達成したと思ったら、曲がり角でまた別の道が残ってたとなるかもしれません。

4200語の単語アプリをやっと1周勉強し終えることができました。それによって、ぜんぜんわからなかった単語問題に知っている単語が多くなってきました。

1級を受かった人はそれを何周かまわっているので、私の量ではまだまだでしょう。過去問の単語を1回分100単語ｘ10回分の勉強するのが効果的だと言っていた受講生がいるので、それを次回はやってみたいと思います。

ずいぶん問題なく文章の要点を理解して、構文も理解できるようになりました。

長文読解には「精読」をするのが効果的だと思います。

自分で精読した後に講師から解説してもらうことでかなり読めるようになってきました。

しかし、まだ試験で急いで読むと正答率が落ちてしまい、もっと早く確実に読み解く必要があります。単語力の向上すると早く読めるのではないかと思います。

授業でトピックに関連するフレーズで憶えることができてきたので、前よりも洗練された文章になってきました。これは実は大きな変化でした。今までライティングやスピーキングで学んだトピックをいくら復習してもうまく思い出せなかったのが、少しずつ頭に残るようになってきました。

フレーズで憶えるということも講師や一次試験を合格した方から言われてきたのですが、自習ではそこまでやる気になれなかったので、宿題になったことで一つ壁を突き抜けることができました。

まるまるエッセイを憶えることは難しいので、まずは日本語→英語に訳せるようにし、その勉強を足掛かりに内容を憶えていくと段階的に記憶することができました。

また「講師や上手い人の英作文、英検解答の英作文」を覚えていく方が効率だと思いました。

それを理解するためにはやはりフレーズごとの暗記が必要だと思うので今後も続けていきたいです。

どちらかというとそこそこできていたので特に対策をしてこなかったのですが、試験のプレッシャーで反対にどう聞いていいのか分からなくなっていました。リスニング対策講座や基礎クラスのリスニング授業で、細かいところまで聴き取るディクテーション、短期記憶のワーク、またシャドーイングをするワークを行いました。

その勉強を進めていく中で、今回は徐々に得点が回復しました。リスニングの自己勉強はまだ積み重なっていないので、今後対策していきたいと思います。

授業では調子が良い時は合格レベルに達していたり、調子が悪いとあまり当たってなかったり、そのような不安点な実力です。今回は初めて新方式の要約問題に取り組み、それなりに体験することができました。

調子で受かるのではなくて、しっかりした実力をつけて自然に合格できることを目指したいです。