さて、先日開催された山下直樹先生の講演会「発達障がいを学ぶ」シリーズ第2回目(9月3日)の報告から。
テーマは「子育てが楽になるヒント~発達障がいの子どもと関わる大人のストレス軽減のために~」でした。
- 子どもの行動の意味を知ろう ⇒ わからないことでストレス倍増
- 子供にどうかかわっていけばいいのか ⇒ 子どもにかかわる手立てを考えよう
- 子育てしながらセルフケアを! ⇒ ストレスマネジメントを学ぼう
- まとめと質疑&応答
という内容でした。
子どもの目に見える問題となる行動は、行動の背景に
目に見えない「子どもが困っている」問題があります。
その困っている理由を知るための3つのポイントがあります。
- 「わからない」
- 「不注意で」「つい勢い余って」
- 「気を引くために」です。
それぞれの理由について具体的な事例をもとに子どもとどう関わって
いけばよいのかを考えました。
また、発達障がいをもつ子どもの保護者が感じるストレスには、
子育てそのものにストレスを感じるわけではなく、
「自由な時間が取れない」
「勉強や趣味の時間がない」
という社会的役割制限感によるストレスが大きく、
また、『時間に追われる』、『姑との関係』、『夫が家事・育児に非協力的』、
『子どもの育ちや将来が不安』、『誰にも認めてもらえない』、
『育児への自信がない』という要素もストレスにつながるというお話でした。
アンケートでは、「月曜日から保育園で実践していきたい」
「子どもの問題行動への見方が変わった」など好評でした。
さて、今週の土曜は山下直樹先生の講演会「発達障がいを学ぶ」シリーズの第3回です。
テーマは「発達障がいの子どもの自己尊重感を育てるヒント」です。
子どもたちはその特性のために、うまくいかない場面や、
できないと感じる場面に出合いがちです。
そんな子どもたちが生きやすくなる力を育てるためにはどうしたらいいのか、
考えたいと思います。ご参加お待ちしております。
- 日時:10月1日(土)13:30~15:30
- 参加費:1300円
- 場所:名古屋YWCA 2Fホール
<問合せ・お申込み先>
名古屋YWCA 語学・教育部
☎052‐961-7707
E-mail:led@nagoya-ywca.or.jp