山下直樹先生のオンライン講演会「子どもの発達障がいを学ぶ」
11月14日(土)に第2回「ほめ上手、伝え上手になるヒント」を開催しました。(第1回の記事はこちら)前回からさらに増えて多くの方が参加しました。
今日の講演会は、褒め方、叱り方とアンガーマネジメントを通して発達障がいの子どもとの寄り添い方を学びました。まずはわらべうたからスタート。楽しく遊びながら感覚を養う手遊びを紹介してもらいました。
次に、発達障がいを持つ子どもをどう褒め、叱るかについて具体的な例を使ったセルフワークの時間がありました。設問を考える時間を持ち、その考えをみんなで共有し、意見交換も活発に行われました。
参加者からの質疑の時間では
「言動にイライラしたり、つい大声で言ってしまう」という質問に、
山下先生から「子どもたちとよく向き合っていて素晴らしいですね」や、
「子どもたちも保育者、親と関わりたいという気持ちからそのような行動を取っているのでは」
と支援者の素晴らしい面を発見し、見方を少し変えるアドバイスをしました。
スタッフの感想としては、アンガーマネージメントは確かに有効ですが、支援者の心のケアをすることが実は大事なポイントだと思いました。人を支える仕事、特に発達障がいの子どもと過ごす時に怒りの感情が起きることはよくあると思います。支援者が自分を大事にする時間、話を聞いて受け入れてもらうことで、怒りや疲労が少しやわらぐのではないかと感じました。
今回の講演であった山下先生の言葉やお話がヒントとなり支援者の皆様の支えになることを願います。
ご参加ありがとうございました。
【参加された方のご意見(アンケートより抜粋)】
●褒める、叱るの意味をしっかり理解し、日々の保育にいかしていきたいと思います。
●伝える、褒めるは大変むずかしく課題だった為日々の保育にすぐにおろしていきたい内容で大変嬉しいテーマでした。
●保育の場に限らず、前のことを持ち出さず、まずは認めることは、人間関係を構築する上でも大切な事だなと感じました。
●質疑応答での障害児を持つお父様への山下先生の受け答えは特に参考になりました。質疑応答で状況を把握し、親御さんを労り、子どもの言葉をどう理解するのか、今の状況がずっと続くわけではない、未来はまた変わった形になるという言葉、沢山の現場を知っていらっしゃる先生だからこそ説得力がありました。
第3回講演会は12月12日(土)開催です。
今年度の「子どもの発達障がいを学ぶ」オンライン講座も12月12日(土)の残り1回を残すのみとなりました。口コミでも評判が広がり回を増すごとに参加人数が増えており、現時点ですでに第2回の参加者数を超えましたが、お申込みはまだ間に合います。
第3回 12月12日(土)13:30~15:30 「発達障がいの子どものこころのケア」
発達障がいの子どもはどのような生きづらさやストレスを抱えるのでしょうか。二次障害になる心のメカニズム、保護者や支援者ができる寄り添い方や、心のメンテナンスについて学びます。
参加費:1回 1,500円(税込)
ご興味のある方はこちらから是非ご参加ください。
https://nagoyaywcakodomo2020.peatix.com/view