2024年「発達障がいの子どものための支援者養成講座」を開催します

本格的に夏が始まり、うだるような暑さが続いておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

名古屋ＹＷＣＡでは、長年、発達障がいの子どものための支援をテーマに講座を開催しています。今年度も下記の通り名古屋短期大学教授で臨床心理士、公認心理師の山下直樹先生を講師にお迎えし、全４回の講座を開催いたします。

講座概要

気になる子どもの「困った」や「大変だ」にどのように寄り添い、支援すればよいのでしょうか。子どもの気になる行動をどう観て、捉えるかの道筋を学び、自分でアセスメントできる力を養成します。 理論編では講義とワークで基本理論をおさえ、実践編では ワークと事例検討を通して子ども支援の実践的な力を養います。

支援者のためのベーシック講座  理論編 土曜　13：00-14：30

「気になる子」の気持ちに寄り添うために必要な知識や理論を学びつつ、支援者自身の捉え方や保護者・他機関との連携などについて講義とワークを通して学びます。

9月28日「子どもの行動をどう観るか」

・支援者の心構えと視点／アセスメントとは何か
・子どもの行動の背景を理解する
・年代に応じた成長変化と接し方

10月12日 感覚から子どもの困難を理解する①

・感覚統合や感覚の困難について①
・触覚と生命感覚

10月26日 感覚から子どもの困難を理解する②

・感覚統合や感覚の困難について②
・運動感覚と平衡感覚

11月30日  アセスメントと支援を考える

・ほめ上手、伝え上手になるヒント
・言葉によるコミュニケーションの困難を支援するには
・保護者や他機関との関係作り

支援者のためのケーススタディ実践編 土曜　14：45-16：45

現場の支援者に必要な事例検討を積み重ねて学び、幅広いケースに対応する力を養います。さらに、講師からスーパーバイズを受け、具体的な支援の方向性を考えていきます。

日程：9月28日、10月12日、10月26日、11月30日

・ケース説明
・４つの感覚（触覚・生命感覚・運動感覚・平衡感覚）のワーク
・グループワーク（事例検討ワーク）
・先生からの振り返り、まとめ

会場

名古屋YWCA
※「理論編」参加の方が都合により欠席の場合、録画視聴によるフォローアップが可能です。
（実践編は原則不可）

講師プロフィール

山下 直樹（やました なおき）

1971年、名古屋生まれ。東京学芸大学障害児教育学科卒業後、渡欧。スイスにあるシュタイナー治療教育施設ゾンネンホーフ附属治療教育者養成ゼミナールにて学び、1998年修了。名古屋短期大学保育科教授、名古屋YWCA個別発達相談室「パティオ」担当。
著書に『もし、あなたが、その子だったら』（ほんの木刊）『「気になる子」のためのわらべうた』（クレヨンハウス）『「気になる子」のとらえ方と対応がわかる本～保育に活かす シュタイナー治療教育』（秀和システム）、最新刊『子どもの自信が育つほめ方、叱り方』(日本能率協会マネジメントセンター）がある。

お申込み要項

締切： 9月19日(木)（定員に達し次第終了）
申込み方法： 講演会用googleフォームまたはled@nagoya-ywca.or.jpへお申込み下さい。
お支払い方法：銀行または郵便振込（申込後メールにてお知らせ）・窓口支払
※開講決定日（開講日1週間前）以降のキャンセルについては返金できません。